参考文献:人形師「原舟月」三代の記 絵守すみよし 著
 二代目 原舟月 (古今亭原舟月)
名前幼名は不明だが、通称を金太郎といった。
出生 不詳(明治5年?)
没年 天保15年(1844)8月27日
作品 ・神田祭一番 大伝馬町「諫鼓鶏」(かんこどり)
・神田祭八番 須田町二丁目「関羽と周倉」
・神田祭十九番 多町二丁目「鍾馗」(しょうき)
・八王子市八幡町旧二丁目「諫鼓鶏」文政2年(1819)作。昭和3年(1928)彩色。
生涯神田丸太河岸の材木問屋の次男として生れ、十軒店の人形店を熱心に見学しているときに声をかけられ、13歳で初代舟月に入門。
 初代と同じく幕府の8寸より大きい雛人形を造ることを禁止した、華美を禁止するお触れに違反して、罰金刑と雛人形の没収を受けている。
 先妻との間に長女の福、後妻との間に長男徳太郎(後の三代目)、次女の春をもうける。