マングローブのジャングルに上陸。 羽が退化して飛べなくなった、ガラパゴスコバネウを見ることができる。 ウミイグアナは、諸島内で一番大きな種類が群生しているが、このへんにくると、イグアナを見るのがいやになってくる。 1988年9月、1991年4月、1995年2月〜3月と頻繁に島中央部の火山が噴火している。
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パホエホエ溶岩(縄状溶岩)
( Pahoehoe )
同じ粘性の低い溶岩がゆっくりと流れながら冷え固まると、縄を編んだような形状をつくる。島の周囲、海岸近くで多く観察される。パホエホエとは、ハワイの言葉で「縄」の意味。キラウェア火山にも同じ形状の溶岩がある。
ヨウガンサボテン
( Lava Cactus )
溶岩流が流れたあとには、まず最初にヨウガンサボテンが成育する。
ヨウガンサボテン
( Lava Cactus )
全くの固有種で、学術名はBrachycereus Nesioticus
ウミイグアナ
( Marine Iguana )
ダーウインは「ビーグル号航海記」のなかで、水兵のひとりがウミイグアナに錘をつけて沈め、1時間後に引き上げたとき生き生きとしていたことを記しているが、通常の採餌では1回に5〜10分の潜水をおこなう。
オオイワガニ
( Sally Lightfoot Crab )
英語名のまま「サリーライトフットクラブ」と呼ばれることが多い。ガラパゴス諸島中の岩礁性の海岸に広く分布。藻類を中心に雑食性。日本に分布するオオイワガニとは、別種になる。
ウミイグアナ
( Marine Iguana )
エスピノサ岬はウミイグアナの楽園である。島のまわりに生じる冷たい湧昇流が、ウミイグアナの餌となる海藻を豊かに成育させる。いまウミイグアナの大集団をふつうに観察できるのは、フェルナンディナ島だけだ。
ウミイグアナ
( Marine Iguana )
朝には、太陽を浴びて体温をあげるウミイグアナも、日中には体温を放散する必要がある。風に向かい、前脚で体をもちあげて熱い溶岩との間に風を通す。
ガラパゴスアシカ
( Sea Lion )
灰色のイメージのあるアシカだが、日光浴をして体を乾かすと茶色になる。
ガラパゴスアシカ
( Sea Lion )
威嚇して吠えているガラパゴスアシカ。
ガラパゴスコバネウ
( Flightless Cormorant )
世界中に生息する29種のウ科のなかで、唯一飛翔力を失った珍しい種。すぐれた潜水能力をもち、岸の近くで底棲の魚類やタコを捕食。フェルナンディナ島周辺とイザベラ島西岸のみで繁殖する。番う相手が毎回変わるのは、熱帯域に生息する海鳥のなかではきわめて珍しい。
レッドマングローブ(アメリカヒルギ)
( Rhizophora Mangle )
胎生種子が大きくなり落下すると、そのまま地面にささり成長を開始する。
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